寒い浴室をDIYで簡単に改善する方法

お風呂の窓を断熱化したビフォーアフター

浴室の寒さの原因は窓が主な要因です。

窓を断熱することにより冷気を遮断し、快適なお風呂に変えましょう。

この記事は寒い浴室窓をDIYで簡単に快適にする方法を紹介します。

↓↓動画でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。↓↓

結論

窓からくる冷気を遮断するべし!!

窓は熱を50パーセント近く逃がしてしまう場所なのです。

窓を一時的に断熱材で塞ぐことで解決!

なぜ浴室は寒いのか?主な原因は窓にあり!

よほど古い家じゃない限りお風呂に穴が空いていて風が入り込むと言う事はないでしょう。

入浴前にストーブで温めておいても入浴中に段々寒くなってくる理由は大抵「窓」が原因です。

まず浴室の窓の材質・構造を見てみましょう。

木のサッシ

昔は主流だった木製の窓

今ではほとんど見かけることのないサッシ。

お風呂場なので腐りやすく、時代的には古いタイプな為、木のサッシが付いている場合は隙間も多い可能性がありDIYで断熱化すれば雲泥の差間違いなし。

スチールサッシ

鉄製のサッシ

今ではほとんど見かけることのないサッシ。

気密性は極めて低くガラスは一枚なので間違いなく寒いだろう。

断熱化で感動を味わえるでしょう。

アルミサッシ

アルミニウム製のサッシ

寒冷地以外では今でも出回っているサッシ。

室内外の枠が全てアルミ製の為熱伝導率が良く、冷えやすく、熱くなりやすい。

外気温に左右されやすい。

断熱化に一番オススメしたいタイプの窓。

アルミと樹脂の複合サッシ

外部がアルミニウム製、室内側は樹脂の複合サッシ

寒冷地に一般的に出回っているタイプ。

室外はアルミ製で、室内はアルミの上に樹脂のカバーが付いている。

樹脂はアルミより1000倍も熱を伝えにくい性質がある為樹脂のカバーがあることにより冷気を遮断してくれる。

十分そうに感じるが断熱化すると違いが分かると思います。

樹脂サッシ

オール樹脂製のサッシ

オール樹脂製なので寒冷地では定番のサッシで断熱効果は一番。

値段も一番高くなかなか手が出ない方も多いはずです。

このサッシの場合は十分な断熱効果があるので断熱化しても大した差は出ないでしょう。

実践編

窓の断熱化実践

既存の窓の枠を使い、その内側に建築材料に使用する断熱材をはめ込んで冷気を遮断します。

見た目は悪いが安く簡単に効果の高い断熱窓が作れます。

方法

窓の枠の部分にプラスチック製の角材(電気工事で使う電線を隠すためのモールという物を使う)を4方取付け、発泡ウレタン断熱材を角材に押し付けて断熱する方法です。

上部の角材と断熱材にはマグネットを取り付けて落下防止措置をします。

断熱材に紐を取付け、取り外し可能にします。

用意するのも

材料・道具は全てホームセンターで揃います
  • スタイロフォーム30mm(断熱材)窓が隠せる大きさ
  • 配線モール(電気配線に使う物)2cm角位の大きさの物(窓枠全周に取り付けて足りる長さ)
  • マグネットシート(断熱材と受けの配線モールに貼り付ける)
  • 両面テープ(配線モールやマグネット貼り付けに使う・一般用・剥がれてしまうようなら強い物にする)
  • 透明な幅5cm位のテープ(断熱材の周りにボロボロになるのを防ぐ意味で張る)
  • ノコギリ(配線モール切断用・鉄用ノコギリでも可・カッターは不可)
  • キリ(断熱材に紐を通す穴を開ける)
  • ヤスリ(配線モールの切り口を綺麗に整える)
  • カッター(断熱材切断に使う)
  • 鉛筆(色々と印に)
  • 指金(配線モール切断時に真っすぐに線を書くために使用)
  • スケール(長さを測る)
  • ハサミ(テープ類の切断に)

寸法を測る

今回の断熱化するに当たり、窓の枠の部分の奥行が7㎝必要です。

最近のユニットバスであれば奥行は確保できると思います。

横方向、縦方向2か所ずつ図ります。

今回の寸法例

横幅上751ミリ

横幅下750ミリ

右縦911ミリ

左縦912ミリ

枠(角材)の長さを導きだす

配線モール(以下角材)は両面テープで貼り付けますが上に取り付ける角材は重力に負けて落ちてしまう可能性があるので縦の角材で下から支えてあげるようにしましょう。

上と下の角材は先ほど計った長さにします。

縦の長さは上下の角材の間にはめ込むので先ほど計った寸法より角材の厚み(上と下の角材の厚み)をマイナスした長さにします。

例・・・角材の厚みが20ミリだったとします。

横幅上下は計った長さのまま(751ミリと750ミリ)

縦(右)911-20(上の角材)-20(下の角材)=871ミリ

縦(左)912-20(上の角材)-20(下の角材)=872ミリ

枠(角材)の加工

導き出した寸法通りに切断します。

メジャーで寸法位置に印を付け指金で線を引きます。
線を引くことでノコギリ切断時にズレていないか確認できます。

プラスチック製なので簡単に切れますが、寸法より短くならないように注意。
長くなってしまった場合はやすりで整えます。

切り終えたら浴室の窓にはめて微調整しましょう。

長さが良ければ窓の枠に取り付ける面に両面テープを貼り付けます。

上の角材にはマグネットシートを1~2㎝幅で切り、断熱材が当たる部分に貼り付けます。

マグネットシートはカッターやハサミで簡単に切れます。

断熱材の加工

窓の枠を計った寸法通りに切断します。先ほどの[寸法を測る]を参照して下さい。

カッターで簡単に切れるので定規で真っすぐ切りましょう。

カッターの刃は必ず新しいよく切れる状態にしておかないと引っかかり、切り口が汚くなってしまいますので注意です。

切った断熱材を窓にはめて大きさを確認し次の工程へ(はめた際きつい位が理想です)

断熱材の周り(コバ)がボロボロにならない様にテープを巻きます。(今回はアルミテープにしてみました。)
断熱材は凹凸がすごいので粘着力の強いテープがオススメです。

結果アルミテープは熱を伝えやすい為室内側に結露が発生したため後に透明の養生テープ?に変更しました。

アルミテープではやらないでください。

断熱材に取り外しを可能にする、取っ手を取り付けます。

断熱材の上の方に取っ手の紐を通す穴をキリ等で空け紐を通し裏側で紐をコブにしてテープにて固定します。

今回は家にあったポリエスレル制のロープ(太さ3ミリ)を使用しました。

細い物では徐々に断熱材に食い込み、破損する可能性があるのでなるべく太い物がオススメです。

断熱材の上の方に取っ手の紐を通す穴をキリ等で空け紐を通し裏側で紐をコブにしてテープにて固定します。

最後に粘着付マグネットシートを1㎝位の幅にカッターやハサミで切り断熱材上部の両端(窓側)に貼り付けます。

マグネットシートはカッターやハサミでも簡単に切れます。

貼り付ける位置は枠側(角材)にも同じように取り付けるので断熱材と枠のマグネットがきちんと張り付く位置を考えて貼り付けましょう。

窓の枠に角材を取り付ける

窓の枠に浴室側から見て断熱材の厚みプラス1㎝の所に印をします。(窓の枠に余裕がない場合は断熱材の厚み分だけの位置に印)

枠(角材)の両面テープを剥ぐ前に枠(角材)を仮付けし、断熱材もはめ込み、収まり、マグネットの効果が良いか確認をします。(ここで最後の微調整)

微調整が済んだら両面テープの剥離を剥がして本固定し断熱材をはめ込みます。

そしてお風呂に入ってみましょう。違いが感じられるはずです!!

見た目は悪いが効果は抜群です

まとめ(ココ絶対読んで欲しい所)

なぜこんな見た目が悪い方法を選んだかと言うと、安く済むからです。

ガラス製の「内窓」という選択肢もありましたが、値段を調べると複層ガラスの高断熱ガラス仕様で3万円ちょっとでした。(DIYで付ける場合)

今回の断熱化に掛かった費用は・・・

・断熱材910×900×25ミリ・・・850円

・枠材(ケーブル用モール0号)2本・・・1180×2=2360円

・マグネットシート強力粘着・・・550円

一般用両面テープ・・・500円

・アルミテープ・・・780円

・取っ手用紐・・・0円(あり合わせ)

合計5040円でした。

材料の加工に必要な道具は100円均一でも揃う物も多いのでかなり安くすみます。

内窓の場合、シャワーの水が掛かると水が溜まったり、掃除が大変になったりしますが、今回の断熱材では取り外し可能なので掃除もラクラクでオススメです。

断熱性能も25ミリ厚の断熱材であっても一番高断熱複層ガラスと比較すると1.4倍熱が逃げにくいのです。

ホームセンターなどで良く売っている窓に貼り付けるプチプチやシート状の物、はっきり言って効果は薄いです。

お風呂なら景色を見ることも多くないので断熱材を使った断熱化をしてみてはいかがでしょうか。

↓動画でも詳しく説明しておりますので一緒に見るとわかり易いと思います。↓
「簡単・安い」お風呂の「寒さ」対策

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