この記事ではKVKの水栓を対象にストップ無しシャワーヘッドからストップ付き(止水機能)シャワーヘッドに交換する方法を水栓メーカーの取り扱い説明書を元にして紹介していきます。
↓同じ内容を動画でもわかりやすく解説しています↓
交換する前の状態
上の写真が交換する前のシャワーヘッド達です。
浴室の壁に水栓器具が取り付けられているタイプでレバーで温度を調節できる混合水栓タイプ。
シャワーヘッドは純正のままで、水量調節やストップ機能など何も付いていない極めてシンプルなシャワーです。
新しく交換するシャワーヘッド
新しく交換するシャワーヘッドは
止水機能
節水50%
極細水流
ウルトラファインバブル
がウリです。
止水機能
止水機能はシャワーヘッドの持つ部分にボタンがあるので、そのボタンを押すだけで使用中にシャワーを止める事ができます。
わざわざ水栓側のレバーで止める必要がないということです。
節水50%
サンエイ社の従来型のシャワーヘッドと比較して年間、約2万円程の節水効果があるそうです。
※計算方法などはHPをご覧ください。https://shower.sanei.ltd/item/2931/
極細水流
シャワーの出口の穴が直径0.3mmだからこそ極細の水流が生まれます。
肌への当たり方は少し強め・シャワーの広がり方は広めの設定。
ウルトラファインバブル
毛穴の100~300分の1程の大きさの目に見えない泡の事です。
皮脂などに吸着する性質があり、毛穴の中まで入り込んで汚れを落としてくれる細かい泡なので普通のシャワーでは落とせなかった汚れが落とせる可能性があります。
必要な材料
現状がストップ付きではなく、新たにストップ付きシャワーヘッドに交換する場合は交換したいシャワーヘッドシャワーホースや接続金具を強化使用に変えなければいけません。
これはKVKの水栓の説明書に明記してありましたが、ストップ機能が新たに追加されることで、水栓からシャワーヘッドまでのホースや繋ぎ部分に水圧が掛かって破損する恐れがあるからです。
シャワーヘッド本体
先ほど説明した止水機能付きの物です。
約1万円
シャワーホース
ホースの末端に付いている水栓やシャワーヘッドに接続するためのネジの部分がプラスチックの場合はネジ部分が金属製になっているホースに交換します。
今回は同じKVKのホースで揃えました。
KVK純正製品で約3千円
減圧弁
シャワーヘッドに止水機能が付いている場合はホースと水栓側の繋ぎの部分に新たに減圧弁という物を取り付けます。
ネジ式ですので取付けは簡単です。
KVK純正製品で約5千円
エルボ
大元の水栓と新たに付ける減圧弁との間にある部品をエルボと言います。
現状がプラスチックの場合は金属製に変える必要があるます。
KVK純正製品で約2千円
トータル2万円程掛かりました・・・
必要な道具
作業に必要な物は少ないので安心です。
モンキーレンチ
モンキーレンチ1つでも十分作業はできます。
ただ、水道関係のネジは径が大きいので、所有している物でも使えない可能性も・・・
作業前に確認しましょう。
ウォーターポンププライヤー
通称「カラス」と呼ばれたりしますが、回すネジの径に合わせてプライヤーの可動域を変更できるので便利です。
色々な作業に使えるので持っておいても損はないでしょう。
モンキーレンチかウォーターポンププライヤーのいずれか一つで大丈夫だと思います
その他・・・タオル・マイナスドライバーがあれば尚良いです。
作業開始
全ての部品がねじ込み式ですので女性でも簡単に交換する事ができます。
ただし!!
部品を交換して、ネジを締め込む時にプライヤーやモンキーレンチで力いっぱい締めると水栓本体側を破損させて大変なことになる可能性がありますので、ほどほどに締め込むようお願いします。
水が漏れてしまったら、もう少し締め増せばいいですので・・・
ホースを外す
シャワーホースを水栓側とシャワーヘッド側両方取り外します。
今回は道具を使わずにネジを回すことができました。
※水栓側のホースに入っているパッキンは再利用するので紛失注意です。
エルボを取り外す
赤丸で囲んだL字に曲がった部品(エルボ)を同じく回して外します。
こちらも工具は必要なく手で簡単に回ります。
ここまでで取り外し作業は終わり
作業時間10分程
新しいエルボの取付け
KVK純正の新しい金属でできたエルボを外した様に取り付けます。
パッキンが付いている方が水栓側になります。
品番・・・PZ76
ネジ式ですので回していくと最後は回らなくなりますがエルボのシャワーホース側が下を向く所まで戻してください。
ネジを回しきらなくても大丈夫です
減圧弁の取付け
エルボを付けた先に新たに減圧装置を取付けます。
減圧装置と言っても大掛かりな物ではなくエルボと同じぐらいの部品です。
これもKVK純正で品番はZ6502です。
エルボと減圧装置の間にパッキンを入れます。
※部品にパッキンが付属していなかったので、取り外したシャワーホースに付いていた物を流用しました。
エルボと同じくネジ式ですのでクルクル回して装着します。
ここではモンキーレンチやウォーターポンププライヤーを使って締め込みます。
締めすぎて水栓本体を破壊しない様気を付けて下さい!!
不安な方は緩めに締めて、水が漏れる様でしたら再度増し締めすればいいですよ。
シャワーホースの取付け
減圧装置を取り付けた先に接続部が金具になったシャワーホースを取り付けます。
こちらもネジ式ですので締め込み、最後はモンキーレンチ等を使って締め込みます。
減圧装置同様締めすぎによる破損注意です!
ホースの長さは1.6mで品番はPZKF2GLです
シャワーヘッドの取付け
サンエイ
レイニ~ストップ
いよいよ本題のシャワーヘッドの取付けです。
まさかシャワーヘッド交換でこんなにも部品交換する羽目になるとは・・・
アダプターをシャワーヘッドに取り付けます。KVKの水栓にはⒶを使用するそうです。
ホースを別のメーカーに交換している場合は説明書に適合表があるので参照ください。
アダプターをネジ締めしたらホースにシャワーヘッドをネジ締めで取り付けます。
工具は必要なく手で締まる所まで締めれば完了です。
完成
全ての部品を交換したらいよいよ通水です。
止水機能を使用し各所から水が漏れていなければ成功です。
水が漏れてしまった場合はもう少し増し締めをしたり、パッキンの入れ忘れ等を確認してみてください。
まとめ
通水してみると50%も節水してるの?と思うほどの水の勢いでしたが、実際に体を洗ってみると前に比べて半分と言ったら大げさですがそのくらい勢いが無くなりました。
何日か使用すれば全然慣れるレベルでストレスには感じないほどです。
水当たりは「強い」と表記がありましたが、標準仕様のシャワーヘッドに比べれば結構柔らかめで気持ちいい感じです。
総合評価・・・5点満点中・・・・・・・・・3.5点
個人的な感想です・・・
掛かった時間は20分程で恐らく女性でも簡単に全行程行うことが出来ると思いますので是非チャレンジしてみてください。
↓you tubeでも同じ内容を紹介していますので合わせてご覧ください↓
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