「簡単」簡易内窓の取付け方法(DIY)

住宅の窓からの冷気が気になったり冷暖房の効率を良くする方法として今ある窓の内側に「内窓」を付ける方法があります。

でも内窓は値段が高くてなかなか手が出ない方も多いはず・・・

そこでホームセンターに売っている「簡易内窓」をオススメします。

※同じ内容を動画でも紹介していますので合わせてご覧頂くとより理解しやすくなします。

簡易内窓ってどんなもの?

今ある窓の内側部分にDIYで組み立てる樹脂製の窓の事。
材料はホームセンターで揃い、説明書通りに材料を切断すればでも組み立てられる窓です。

材料は樹脂製なので加工もそこまで力を必要としませんし、断熱の効果はかなり高いです。

用意するもの

材料

窓のフレーム部分

窓の枠に使う部材です。

細長い箱に入った「簡易内窓」等の名前で販売されている物がありますので、まずこちらを用意します。

中には窓の枠の部分と枠にはめ込む建具の枠の部材が入っています。

※注意・・・取り付ける窓の大きさにより何種類かサイズがありますので事前に確認しておきましょう。

今回は既存の窓の大きさが幅750mm×高さ900mmなので中窓用を購入!!

今回使用した物は「株式会社 光」社様の物を購入しました。

説明書もわかり易くオススメです。

パッケージには別売り品の事もきちんと書いてありわかり易いです。

箱の中身は写真の物が入っています。

フレームは建具に使う部材で上下レールと横カバーは枠に使用します。

窓のガラスになる部分

窓ガラスのガラスの部分は別売りになっています。

アクリル板か中空ポリカボードの2種類から選べますが、断然中空ポリカボードがオススメです。

DP
DP

中空ポリカボードの方が断熱性能に優れているよ!!

今回は中空ポリカボードにしました。

断面が段ボールの様に中に空洞があるので熱の伝わり方が遅くなり断熱には持ってこいです。

更に加工もアクリル板より簡単です。

DP<br>
DP

中空ポリカボードは4mm厚の物を窓の大きさに合わせて購入してください。

その他

両面テープ

道具

  • 軍手
  • プラス・マイナスドライバー
  • ノコギリ(鉄用・木工用問わず)
  • カッター
  • ハンマー(ゴムハンマーが理想)
  • メジャー
  • 鉛筆
  • ヤスリ
  • 指金

DP
DP

ほとんどの道具が100均で手に入りますよ!!

取付け

説明書が同封されているので指示に従って進めていきます。

簡易内窓が取付け可能か確認する

窓の鍵を水平になるまで開け、水平になった鍵の先端から窓の窓枠(額縁)部分の長さが32mm以上あれば取付け可能です。

DP
DP

写真の赤丸部分を額縁と呼ぶよ!!

窓枠(額縁)の内寸を測る

窓枠の内側(内側~内側)の寸法を測ります。

幅(横方向)は上と下縦(高さ方向)は左右と2か所ずつ測ります。

説明書に寸法を記入するところがあるので記入しておきます。

DP
DP

1mmも妥協しないで正確に測りましょう!!

カバー・レールの取付け

先ほど寸法を計った窓枠部分に取り付ける、となる部分を取り付けていきます。

横カバーの加工と取付け

横カバーは縦枠にあたる部分です。

先ほど計った高さ方向の寸法を使用します。
左・右それぞれ測った寸法より1mm短くしてノコギリで切断します。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm

横カバー長さ=900-1=899mm で切断(左右で長さが違う場合があります)

※左右それぞれ1セットづつ作ります

真っすぐ切る自身が無い方は、2mm程長く切断してからやすりで調整すると良いかもしれません。

長さの印をしたら、指金を使って写真の様に切断の目安を真っすぐに書くことにより、切断時に真っすぐ切る事ができます。

DP
DP

切断したら窓にハメて長さが良いか確認しましょう。

長くてたるむ様だと剥がれ落ちてくる可能性があるので、少し短い位の方が良いです。

長さが良ければカバー材(縦枠)の裏の平らな面に両面テープを張ります。

予め枠を取り付ける位置を決めておき窓枠に貼り付けます。

上下レールの加工と取付け

上下レールは幅方向の部材になります。

先ほど計った幅方向の寸法から4mm短く切断しハマる事を確認してから両面テープを張って窓に取り付けましょう。

加工のやり方はカバー材(縦枠)と同じなので横カバーの加工と取付けを参照ください。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm

上下レール長さ=750-4=746mm で切断します(上下で短い方の寸法を基準に割り出します。)

※上下それぞれ1セットづつ作ります

パネルとフレームを加工・組み立て

パネル(中空ポリカボード)とフレームを使って窓で言うガラスの部分(建具)を作っていきます。

パネルの加工

説明書にわかり易く計算式が載っていますので、これを参考に切断しましょう。

計算は間違えぬ様に確認しながら行って下さい。

説明書に記載されている通りの計算式に当てはめて大きさを導き出します。

縦(高さ方向)

縦(高さ)方向の長さは、「窓枠(額縁)の内寸を測る」の部分で測った左右の高さの寸法の長さが短い方の寸法から25ミリ短くした寸法がパネルの高さ方向の長さになります。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm
900-25=875mm となります。

横(幅方向)

横(幅)方向の長さは、「窓枠(額縁)の内寸を測る」の部分で測った上下の寸法の長さが短い方の寸法を2で割り更にそこから5mm引いた寸法がパネルの横(幅)方向の長さになります。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm
750÷2-5=370mm となります。

DP
DP

※この大きさのパネルを2セット作ります。


切断の仕方はパネルの下に床が傷にならないよう厚めに段ボール等を引き、定規を当ててカッターで切断します。

一度で切れませんので何度かカッターを入れて徐々に切るのがコツです。

手を切らない様にとにかく慎重にやりましょう!!

フレームの加工

フレームは前の工程で加工したパネルの周りにハメる部材です。

フレームも説明書の計算式から割り出します。

図入りでわかり易く書いてあるので問題なく理解する事が出来ます。

縦(高さ方向)のフレーム

縦(高さ)方向の長さは、「窓枠(額縁)の内寸を測る」の部分で測った左右の高さの寸法の長さが短い方の寸法から9mm短くした寸法で切断します。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm
900-9=891mm となります。

DP
DP

この寸法で同じものを4つ作ります。

横(幅方向)のフレーム

横(幅)方向の長さは、「窓枠(額縁)の内寸を測る」の部分で測った上下の寸法の長さが短い方の寸法を2で割り更にそこから41mm引いた寸法で切断します。

例・・・我が家の窓枠の大きさ幅750mm×高さ900mm
750÷2-41=334mm となります。

DP
DP

この寸法で同じものを4つ作ります。

パネルにフレームをハメる

切断したパネルとフレームを説明書を参考に組み立てていきます。

写真の様にパネルとフレームを仮置きすると理解しやすいと思います。

フレームに切れ込みが入っていますので、その切れ込みにパネルをハメる(叩き込む)様にして組み立てていきます。

この時にゴムハンマーを使って叩くと簡単に組み立てる事ができます。

DP
DP

2セットとも組み立てましょう!!

組み立てる時にフレームに窪みがある部分を室内側にすることで、窓を開閉する際の手掛けになります。

ガラス(建具)の建て込み

完成したガラス部分(建具)を先に取り付けた枠の部分にハメ込みます。

上下レールには2本溝がありますので、最初の建具は室内側から見て奥側の溝に入れます。

1つ目に入れた建具は室内側から見て左側が定位置です。

もう一つの建具は室内側からみて手前の溝に入れます。

2つ目に入れた建具は室内側から見て右側が定位置です。

完成

新しく付けた窓も同じ白色なのであまり目立たず良い感じに取付け出来ました。

DP
DP

冬場に作業したのですが、取付後1時間経ってから新しく付けた窓を開けたところ、最初からある窓と新しく付けた窓の間にかなり冷気が溜まっていましたので、付けた効果はかなりあると感じました。

材料代・・・1.1万円
作業時間・・・初めてでも2.5時間あれば出来ると思います。

更に断熱効果を高める方法

実は今回使用したキットを一工夫するだけで断熱効果を高める方法がありますので紹介します。

横カバーに上レールの切れ端をハメ、隙間を埋める

枠の縦(横カバー)の上下の中心部分に上レールの余りを10㎝位に切り、両面テープで貼り付けます。

※写真参照

ホームセンターにフェルト生地に両面テープが付いた2mm厚(需要)のテープがありましたので、これを活用します。

先ほど横カバーに取り付けた上レールの上下にフェルトテープを貼り付けます。

DP
DP

窓を閉めた時に窓と横カバーが合わさる部分に隙間が無くなる様に付けます!

※左右やります

窓と窓が合わさる部分の隙間も埋める

窓の中央部分の建具と建具が重なり合う部分に3mm程の隙間が出来るのでそこも同じフェルトテープで塞ぎます。

建具と建具の隙間が3mm程空いてしまうので、こちらもフェルトテープを使って隙間を埋めます。

写真は貼り付けた後の写真で、見ての通りほぼ隙間を埋める事が出来ました。

DP
DP

フェルトテープを張って隙間を無くせば空気の出入りが無くなるので外窓の結露が抑えられて断熱効果も上がるよ!!

まとめ

今回は少しのやる気があれば誰でも取付け出来る簡易内窓をご紹介しました。

折角取り付けるなら効果を最大限に高めた方が良いと思い最後に隙間を塞ぐ工程を紹介しました。

皆様も是非挑戦してみて下さい。

また分からないことがあれば気軽にコメントして頂ければお答えできると思いますのでお願いいたします。

↓you tubeでも同じ内容を紹介していますので一緒にご覧頂くと理解が深まると思います。
チャンネル登録も是非お願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました