今回はホームセンター(ムサシやビバホーム)を展開するアークランズのオリジナルユニットウッドデッキ(ある程度組み立てられている)を脚(束)がグラグラしない様に固定する方法で設置しましたのでご紹介します。
動画でも紹介しています。合わせてご覧頂くと理解しやすいです
ユニットウッドデッキとは?
予め大部分が組み立てられた状態で販売されているウッドデッキで、使用する工具も少なく、素人の方でも簡単に組み立てられるようになっている商品です。
説明書はもちろんのこと組み立てに必要な工具も同封されているのが嬉しい。
今回使用したのはアークランズの商品
特徴
- 床材は木の粉と樹脂を混ぜて固めた物で長持ち(腐らない)
- 骨はアルミ製の為軽量で腐らない(約40㎏)
- 地面の高さが4㎝以内の凸凹ならアジャスターで水平に出来る
- 簡単に組み立て出来る
- HCのムサシやビバホームで購入可能
写真の製品が基本の1セットとなっており、更に幅方向や奥行方向に同じ大きさのデッキを連結する事ができます。
取付けに必要な物
材料
- ウッドデッキ・・・2梱包で1セットになっています。
- 羽子板付き沓石 ×6ヶ・・・大きさは土に埋める分を考慮します。今回は高さ15センチの物にしました。 ※デッキの脚を固定しない場合は羽子板の付いていない物(ピンコロと言う)がオススメです。
- 砂・・・左官などに使われる砂(沓石の下に敷いて高さ調整に使用)
- テクスネジ・・・沓石の羽子板にデッキの脚を固定する為のネジ(ネジ先端がドリルになっている)
道具
- メジャー・・・寸法を測るのに使用
- 水平器・・・沓石を水平に並べるので必要
- スコップ・・・穴掘り
- 移植ごて・・・穴掘りのお供
- 1M位の真っすぐな木の棒・・・沓石の水平出しに使う
- カッター・・・梱包開封
- インパクトドライバー・・・組立時や沓石に脚を固定する時必要(ドリルドライバーでも可)
- モンキーレンチ、ペンチ、プラス・マイナスドライバー(無くても良いがあれば何かと助かる物)
- 30㎝以上の指金・・・沓石を設置する際に重宝する
取り付け方
デッキの組み立て
床と脚ユニットが入っているので、床ユニットに脚ユニットをボルトナットで組み立てます。
工具も入っているので安心です。
もう一つ同じように組み立てたら2つを連結する為平らな場所でくっ付けましょう。
連結部も足が付きますが、一緒に補強プレートも取り付けるのでお忘れなく。
沓石設置
組み立てたデッキの寸法を測り、設置する場所の地面をある程度平らにしておきます。
見た目で大体平らにしておけばOkです。
上の図は実物を測って図面化した物です。
デッキの幅は1795mm、奥行は895mmでした。
脚の大きさは60mm真四角で
幅方向はデッキ外側から55mm内側に入った所が脚の真ん中
奥行方向はデッキ外側から57.5mm内側に入った所が脚の真ん中でした。
これを参考に(一応測って下さいね)沓石を設置していきます。
更に
羽子板付きの沓石は大体90角の柱を固定するように設計されているので、今回の様に60角の柱を取り付けると沓石の真ん中に柱の真ん中が合わなくなりますので、この部分も考慮して設置していきます。
家側に来る沓石の羽子板の向きを正面側にすると沓石が住宅の基礎部分に当たってしまいデッキが家から離れてしまう場合があります。
該当する場合は下記の図を参照して下さい。
↑上の図は家側の脚の列の真ん中の脚の設置位置について記したものです。
製品の規格が変わった場合は寸法が変わっていると思いますので注意して下さい。
上の図も参考にしながら沓石を設置していきます。
※この時指金があれば住宅基礎との直角具合を合わせるのに便利です。
沓石は水平器を使って前後左右水平にします。
※沓石の下の地面は沓石を使って良く転圧(地面を強固に固める)しておき、微調整は砂を使って整えましょう。
転圧とは・・・重量のある物質を使って地面をドンドンと叩いて固める事を言い、今回は沓石に十分重量があるので転圧にも応用しました。
沓石は全て同じ高さにするので、真っすぐな木を使って最初に設置した沓石の高さをコピーします。(木の上に水平器を置き水平を決める)
家側の沓石をまずは設置しちゃいます。(計3ヶ)
次は直角も考慮して設置していきます
デッキは直角に作られていますので、沓石も直角に設置して羽子板と脚がピッタリ行くように頑張ります。
三平方の定理という数式を使うと直角にするにはどうしたらいいかが分かります。
上の3・4・5の数字は例えですが、底辺²+高さ²=斜辺²になるのです。
4の二乗+3の二乗=5の二乗になりますよね?
5の二乗=25ですが
25を5にするには√25=5ですね
自分は最初こんな式覚えていませんでしたが皆さんは普通に覚えているのかな?
今となっては無くてはならない優れた式で重宝してますがね・・・
これを今回のパターンに当てはめると↓
底辺が上側に書いてあって見ずらいですが・・・
底辺は家側の両端の脚のピッチで1685mm
高さは奥行方向の両端の脚の内側の寸法で720mm
1685²+720²=斜辺²
1685×1685+720×720=斜辺²
2839225+518400=3357625
これを元に戻すと
√2839225+√518400=√3357625
↓
1685+720=1832
斜辺の長さが1832mmとわかります
ただ斜辺と高さの交点の位置に注意して下さい
少々難しいですがこれで家に対して直角に沓石を設置する事ができます。
沓石の設置手順
①家側の中心の沓石を設置
②家側の残りの2つを設置
③外側の左角を直角になる様に設置
④外側の残りを設置
という順序で行うとやり易いと思います。
デッキ本体設置
沓石が設置出来たらデッキ本体を乗せてみます。
上の写真の様に全ての脚が羽子板に接していればOkです。
上手く接しなかった場合は、沓石をやり直すか、脚と羽子板の間にスペーサーを挟む手段もありますが、スペーサーは雨にぬれても腐らないものでなければいけません。(例・・・ゴムなど)
テクスネジで羽子板と脚を強固に固定します
テクスネジとは?
テクスネジはネジの先端部分がドリル形状になっていて、母材に予め下穴を開けておかなくてもネジを母材に押し付けなが高回転させると、ネジで穴が開きつつ、固定も出来ちゃうという一石二鳥の優れ物です。
羽子板一個に付き穴が4つ程開いていますが、最低2つ、心配な方は4つ留めましょう。
(全部の沓石)
完成(まとめ)
カッコいいウッドデッキが完成です
・掛かった時間は組み立てに2人で30分
・沓石設置に1人で4時間
・本体設置にほぼ一人で30分
今回は高さを調整出来るアジャスターをあえて取り外し、完全に沓石に固定する方法を紹介しましたが、アジャスターをそのまま使って設置したい方はそのままでも大丈夫です。(アジャスターを使った方が沓石の水平がイマイチでも調節可能)
※ただ、沓石の上の中心に穴が開いているので、鉄やゴムの曲がらない板を敷くのが条件になります。
羽子板付き沓石を使った事で、座ったり乗ったりしたときでもガタつく事がなく安心して使用できますし、沓石が有るおかげで、雨の跳ね返りによる脚(柱)の汚れが無い事も使っていて気持ちいい一つです。
沓石の設置が少し大変ですがDIYは楽しいですので挑戦してみてはいかがですか?
動画も参考になりますので一緒にご覧ください。
分からない事がありましたらお気軽にコメントして頂いて構いませんのでどうぞよろしくお願いします。
↓ウッドデッキを設置した動画は↓
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