窓の断熱リフォームって効果ある?

結露した窓

住宅の中で一番熱損失が大きいのが「窓」だと言う事をご存じですか?

なんと窓から50%以上も熱が出入りしているんです

そこで

窓に内窓などの断熱化をしたらどの程度改善されるのかをサーモカメラを使って調べてみました

 

↓動画でも同じ内容を解説しています↓

 

内窓は効果あり

↓同じ窓を内窓で比べた写真です↓

後で詳しく解説しますが、窓の一番寒い(冷たい)部分が

内窓がある場合は室温よりマイナス10度

内窓が無い場合は室温よりマイナス16度となり有るか無いかの違いで6度もの温度差になりました。

内窓が無い場合はある場合に比べて窓から6度も低い温度で室内を冷やしているということです。

 

そもそもなぜ窓は寒い?

熱貫流率

上の図は窓と壁の断熱性能の違いを数値化したものです。

熱貫流率とは

簡単に言えば住宅の室外・室内での温度の通りにくさを計算で数値化したもので、数値が低い程断熱性能が優れているといえます。

上の図は例えですが、

窓はYKK製のアルミと樹脂の複合窓と言われる一般的な物(現在は樹脂窓が主流になりつつある)のカタログ上の数値。

壁面は木造住宅で断熱材に現場吹付のウレタンを施工した場合の自分が調べた平均値の場合。

数値を比べると約3倍位窓の方が熱を通しやすい為窓が寒いと言われるのです。
※熱気も同じことです。

 

窓の温度を比べてみよう

内窓取付け

測定条件

  • 外気温は3度
  • 室温はストーブで常に加熱しているため23℃~28℃と変動あり
  • サーモカメラの温度表示が落ち着いたら計測
  • 既存の窓(外窓)はYKK製 エピソードNEO 引き違い窓(Low-Eガラス)
  • カメラはアイフォンに接続する「FLIR ONE Pro」を使用

 カメラは携帯やタブレットに接続するタイプで接続端子がタイプCとライトニングがありますので購入の際はご注意を。

↓リンク先は安心のビッグカメラ様です。


 

外窓+アルミ製の和障子

エピソード+アルミ製和障子

新築の和室に多いパターンで外部の窓だけではなく、室内側に昔ながらの和障子があるタイプ。

建具(障子)が「木」ではなくアルミニウム製なので熱を通しやすいのが特徴。

室温
25℃
一番冷たい部分
15℃
室温マイナス1番冷たい部分
10℃
室温
25℃
ガラスに値する部分
23℃
室温マイナスガラスに値する部分
2℃

障子のフレーム部分が一番冷たく室温より10℃冷た

ガラスに値する部分(和紙)は室温より2℃冷たいだけでした

 

外窓のみ

和障子があった窓の和障子を取り外して外部の窓だけにした場合

室温
28℃
一番冷たい部分
12℃
室温マイナス1番冷たい部分
16℃
室温
28℃
ガラスに値する部分
24℃
室温マイナスガラスに値する部分
4℃

障子のフレーム部分が一番冷たく室温より16℃冷た

ガラスに値する部分は室温より4℃冷たくなりました

 

外窓+YKKの内窓

YKKの内窓「プラマードU」が付いた窓。

↓内窓をお金を浮かせてDIYで取り付ける方法はこちら↓

樹脂スペーサを使ったペアガラス仕様で空気層にはアルゴンガスを注入してある一番スペックの高いモデルです。

室温
28℃
一番冷たい部分
18℃
室温マイナス1番冷たい部分
10℃
室温
28℃
ガラスに値する部分
25℃
室温マイナスガラスに値する部分
3℃

 ん?

アルミ製の和障子の方が断熱効果高いんですけ!!

1番冷たい部分は同じく下部のフレーム部分で室温より10℃冷たく

ガラスに値する部分は室温より3℃冷たくなりました
※和障子と比べて一番冷たいフレーム部分は同じくマイナス10℃。ガラス部分に関しては和障子の方が1℃断熱性能が高い事が分かりました。

一度しか計測していないので何回か計測すれば違ってきたかもしれません。

↓内窓は通販で購入可能で、自分でも取付け可能です。
注文時は寸法に注意してください。


  

外窓+簡易内窓

こちらの窓はホームセンターで売っている簡易内窓を取り付けたものです。

↓簡易内窓の効果を更に高める取り付け方はこちら↓

室温
24℃
一番冷たい部分
15℃
室温マイナス1番冷たい部分
9℃
室温
24℃
ガラスに値する部分
19℃
室温マイナスガラスに値する部分
5℃

内窓・和障子と同じく障子のフレーム部分が一番冷たく室温より9℃冷た

ガラスに値する部分は室温より5℃冷たくなりました

ん?

フレーム部分は簡易内窓が一番断熱効果高いんですけ!!

簡易内窓がこんなに断熱効果が高いとは思いませんでした。びっくり!!

 

寒い浴室の窓

お風呂の窓を断熱化

青く囲ってある部分が窓です。

窓に建築資材の断熱材をはめ込んであります。

↓お風呂の寒さ対策に簡単・安い・暖かい断熱材の取り付け方↓

 

室温

20℃
室温マイナス窓部
1℃

すごい!!

ほぼ室温と同じ温度で窓があるとは思えない程の記録がでました。

 

ちなみに窓にハメ込んだ断熱材を外してみると・・・

寒いお風呂の窓
室温
21℃
1番寒い所
6℃
室温マイナス1番寒い所
15℃

見ただけで凍えてしまいそうですね・・・

お風呂の窓は

やっぱり

断熱材で塞いだ方がヒートショックなどの予防にもなりますし、快適に過ごすことが出来る様になると思いますのでおすすめです!!

↓のショップ内でスタイロフォームと検索!厚みや大きさが色々ありますよ。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ブルースタイロフォームIB 900×900×30mm
価格:2,137円(税込、送料別) (2025/1/3時点)

 

まとめ

「窓の断熱リフォームの効果」・・・お風呂の断熱効果が凄すぎてすこし話が薄れてしまいましたが、今ある窓の内側に新しく内窓を付ける事によって、断熱性能は確実に上がることが分かりました。

又、予算の無い方や、見た目を気にしない方ならホームセンターで売っている簡易内窓を付けるだけでもほとんど同じ効果を得る事が出来るという衝撃の事実もわかりました。

家が寒い暑いと感じている方、是非内窓を検討してみてはいかがでしょうか?

国や市町村の補助金が出る場合がありますので、上手く活用すれば安く取付け出来る可能性もありますよ。

 

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