
今回は本格タイルを使ったタオル掛けを作ってみました。
100均の「セリア」の商品をベースにタイルなど手に入らない物はホームセンターを利用しました。
かなり詳しく解説しているので必見です
動画でも同じ内容を解説していますので一緒にご覧頂くとより理解しやすいのでオススメです。
作り方
板の上にタイルを張ってタオル掛けのバーと一緒に壁にネジ止めする方法です。
タイルは磁器質タイルを使用し、タイルとタイルの間は目地材(セメント)を入れる本格仕様ですので、質感がめちゃくちゃカッコよく仕上がります。
用意するのも
材料

- タオルを掛けるバー(セリア)
- セメント300g×2{目地埋めに使う(セリア)}
- MDFボード A3位の大きさ{タイルを張るベースとなる板(セリア)}
- 木材 1.5cm角、長さ45㎝位3本入り×2{タイルの周りに額縁として使う(セリア)}
- タイル用接着剤400g{タイルを貼り付ける際に使う(ホームセンター)}
- モザイクタイル1.5cm角×3{裏が網で繋がっている(ホームセンター)}
- 木工用ボンド
- 石膏ボードアンカー
- マスキングテープ
- 新聞紙
- 不要になったスポンジ
- 汚れても良いバケツ

MDFボードとは木材などを細かい繊維状にし接着剤を使用し圧力をかけて固めた建材です。
新築のお宅には使われている箇所がいくつかあります。
道具
- ノコギリ(角木材を切断)
- クシ目のヘラ(タイルの接着剤を伸ばす用)
- 電動ドライバー(MDFボードに穴開け,安い物でOK)
- 4.5mmの鉄工ドリル(MDFボードに穴開け)
- 皿モミドリル(MDFボードに穴開け後に使用)
- プラスドライバー(壁にネジ止めの時に使用)
- ハサミ(タイルをカットする)
- 鉛筆(印を付ける)
- ネジΦ4mm,長さ40mm程度(壁に取付け用)
MDFボードに額縁を取付け


MDFボードは切らずにそのまま使用します。
MDFボードの外周に合わせて角の木材を切断し、木工用ボンドで貼り付けます。
ボンドが乾くまで1日は最低待ちましょう。
※額縁を塗装したい場合はこの時に塗装しておきましょう。

角材はMDFボードの上に外面に合わせて張るよ!!
タイルをはめる&ボードに穴あけ

ボンドが乾いたらタイルを額縁内にハメていきます。
少し大きいのでハサミで裏の網をカットして大きさを整えます。
使用したタイルは15cm×30.6cmの大きさの物を3つ使用しました。

タオルのバーを付ける位置のバーの根本の部分のタオルを切り取ります。
バーをネジで留める為です。

バーの部分を切り抜いたらバーのネジを留める部分の穴を鉛筆でグルグルと印をします。

タイルのほぼ四隅の位置にタオル掛け本体をネジで取り付ける為の穴を開けます。
この部分もタイルを一枚切り取り切り取った中心に穴あけの印をしておきます。

切り取ったタイルは後で使うからすてないでね!


電動ドライバーとΦ4.5㎜~5㎜の鉄工用ドリルと皿モミドリルを用意します。
先ほど印を付けたタオル掛けのバーの部分とタオル掛け本体を取り付ける為の四隅の部分の穴を開けます。

黄色丸・・・ボード四隅の穴は4.5mmの穴開けをした後に皿モミ加工をします。
赤丸・・・4.5mmの穴あけのみ。

4.5mmで開けた穴を皿モミ加工をしたことにより、皿ネジを使用した時にボードの表面とネジの頭の部分に段差が出来なくなります。
タイルを貼り付ける
穴加工が全て終わったらタイルを接着剤で張っていきます。


タイル用接着剤をMDFボードの上に乗せます。(ホームセンターで購入)
ヘラなどで隅々まで均一に伸ばしていきますが、クシ目のヘラがあるとより厚みが一定に伸ばせるので便利です。

勢いあまって額縁に接着剤を付けない様に気を付けてね!!
くっ付くとキレイに取れないから慎重に!

先ほどハメた様に慎重にタイルを乗せていきます。
乗せた後でも少しは微調整が可能です。

微調整が終わったらタイルを少しだけ押して接着剤に密着させます。
壁に取付け
いよいよ壁に取り付けていきます。
タイルが結構重いので落としてしまわない様に気を付けていきますよ!
※動画では最初からバーが付いていて、その所に合うように付けていますが、要領は同じなので、動画も参考にしながら作業してみてください。

取り付ける位置が決まったら、壁に留めるネジの部分を印します。
穴に鉛筆でグルグルと印を付けても良いですし、穴にネジで仮止めしても良いですよ!
ネジで仮止めする場合はネジを留めてもユルユルでネジが効かないので落ちない様に誰かに押さえてもらいながらやることをお勧めします。

使用するネジは太さ呼び径4mmの皿タッピングネジが良いでしょう。
長さは4㎝位で十分です。

すべての穴に印をして一度ネジをねじ込んでみましょう。
壁の中に下地がなくてズボッとネジが入ってしまうはずです。
この時ネジがきちんと機能した場合は次の工程は飛ばして大丈夫です。

4mmネジに使えるボードアンカーを用意しバカになった穴にゆっくりねじ込みます。
アンカーの頭の部分が壁と面一になるまでねじ込みます。

ねじ込む時に無理をするとアンカーが割れてしまう場合があるので、やけにキツイなと感じた時は一度取り外して、ドライバーで少し穴を大きくしてから再度ねじ込んで下さい。


ネジが効かなかった部分のアンカーを全て取り付けたらアンカーの上からタオル掛けを4mmの皿ネジで留めます。
この時バーの部分も一緒に留めます。

全ての穴にネジを少しだけねじ込んで全ての穴とネジが合うようにするのがポイント!
良ければ完全に締結するよ!
ほぼ完成

壁に取付け出来たので仮にタオルを掛けてみました。
つまらない白い壁にアクセントが付いてかなりオシャレになった気がする・・・
完成の様に見えますが、ここから切り取ったタイルを戻して、全てのタイルの目地を埋めていきます。
タイルの目地埋め(最終工程)
タイルの目地埋めとは・・・
タイルとタイルの間にセメントを入れる作業です。

さていよいよ最終工程まで来ました。
タイルにセメントを入れていきますが、仕上がるととても感動しますので、少し大変な作業ですが頑張っていきましょう。
壁に取り付けたネジ部分の切りとったタイルをボンドで貼り付けます。
ボンドは木工用など張り付けば何でもいいですよ。
貼り付けたらボンドが乾くまで1日は置いて下さい。
タイルがずれてしまって上手く行かなくなります。

タオルを掛けるバーの部分は、タイルを戻すと出っ張ってしまってイマイチでしたので、その部分は諦めてセメントだけで仕上げました。

目地を埋める前に他の場所を汚さぬように、マスキングテープで養生しましょう。
額縁の内側にキレイに張っていきます。
またセメントで壁や床が汚れるので新聞紙などで養生しましょう。

100均のセメントを表記通りに練ったら、ゴムヘラや手でタイルにこすり付けていきます。
隙間が埋まったかどうかは良く見るとわかるので注意して見てください。

セメントは割と早く硬化してくるので段取りが重要です。

セメントを全面詰めたらすぐに水を絞ったスポンジでタイルの表面に塗り付けたセメントをこすり取ります。
スポンジは水で洗ってはセメントを取るを繰り返してタイル表面のセメントを完全に除去します。

この画像の様に綺麗になればokです。
水分が乾くとタイル表面が白く筋が出てきますが、目地のセメントが乾ききったあとで乾いたタオルなどで掃除すればキレイになります。
完成

一日セメントを乾燥させれば完成です。
茶色の額縁と青いタイルが少しアンティークな雰囲気を出していていい感じ。
欲を言えばタオルを掛けているバーの根本部分のタイルも復旧出来たら申し分なかったですが、後から色でも塗って工夫できるかな?
材料代
100均の物
- タオル掛けるバー ×1
- セメント×2
- 角木材×2
- MDFボード×1
ホームセンターの物
- 石膏ボードアンカー 800円
- タイル 1100円×3
- タイル用接着剤 900円
- 木工用ボンド 100円
- ネジ 200円
- マスキングテープ 120円
合計 6,000円 位でした。
意外とお金掛かっているけど唯一無二の物ですので皆さんもチャレンジしてみませんか?
↓動画でも同じ内容を解説しながら紹介していますのでご覧ください。
また分からないこと等がありましたらお気軽にコメントしていただいて結構です。
それでは~
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